ヒューマノイドコリック

演唱:Kojika、初音ミク
ひゅうるりと風が啼いて、思い出そうとする
ま、そういえばという程度
思い出せないまま
例えば、髪型はどうだっただろう?
鏡は曇ったまま
下手な笑顔さえ今や見えなくなってしまった
嗚呼、恨めしい
私、こんな醜かったかしら
そうさ、貴方はいつだって仕様もない事ばっか言ってたじゃない
覗けば深い穴が広がっているだけだそうだ
言葉はいつしか響かなくなって
もっと暗いところまで行ってしまいそうな気がして
貴方を呼び止めたんだ
が、しかし
貴方は止まらなかったんだ
ビートがただ虚しかったんだ
未だ覚えているんだ
ただ、不快だったんだ
愛、嚙み切ってしまいそうな気がして
でも喰い込むほどに甘美で
苦しむ貴方は、ただ優しくって
私は醜く、「消えてしまいたい」と願っては
それが嘘だと貴方の眼で思い出す
消毒と罵詈の香り
語り手は信じられず
いやぁいや、私を信じてくれや
早く此処から出してくれや
患う
深い穴なんて実は無いんだそうだ
言葉はいつしかこべりつく
貴方が思うよりもずっと無い物強請りさ
いつかは貴方の傍に
決して交わることはない
私は許せるだろうか?
馬鹿、ヒステリック禅問答は去れ
浅ましい疑念は愉快だね
きっと蔑み過ぎてしまって
もっともっと暗いところまで行ってしまいそうな気がして
私は怖くなってしまい
一歩踏み出す貴方をどこか憎んでいた
ビートがただ虚しかったんだ
未だ続いているんだ
ただ不快だったんだ
酒が切れてしまったようだ

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