カエル

演唱:Haras
お久しぶりに会ったあいつは
どこかしら変わってて
懐かしい空を浮かべ
いつの日かの笑顔を思い出す
あいつは自分を知ろうと
いくつかの奥義を学ぼうと
僕はあいつとは
違うと思い込んでしまう
肥沃な大地は靡いて
はるか遠くの白い髪を崩し
何もなかったように
消え去り耳を澄ましてくれよ
夢中で影に向かう
あいつと同じように
おにぎりをひとつ
味の濃いたまご焼きもうひとつ
ほら顔を上げて
時々見せる太陽を目掛けて
薄い髭が伸びていく
それはわざと伸ばしているのか
誰かがそう囁き
何事もなく進む
夜になったなら
星の上に煌めかせ無限を
静かにしてくれよ本当
みんなが寝静まる頃には
あいつは家を飛び出して
綺麗な歩幅で走り抜ける
昔ながらの鼻歌で
迷うことなどはなく
隠し持っていた
大きなおにぎり、もうひとつ
昔々にあいつに渡した
小さなおたまじゃくしのお守り
暗がりの向こうで
おぼろげな妖術で
唱え続けろ!
あいつはどこへ向かっていくのか
山を揺らして夜を吹き飛ばせ
生い茂る広野を
飛び越えしカエルよ
叫び続けろ!

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